たいへん痛ましい事故が起きてしまいました

今日の記事はツライ記事になってしまいます。


今朝、いつもよりちょっとだけ遅い時間に、いつものようにお散歩していました。
コタローの朝のお散歩コース、両脇が畑の道路です。

※写真は以前撮ったもの


たいていは畑の中の農道を通っているのですが、道路を横断することもあります。
普段、車通りはほとんどありません。


道路を横断していると、珍しく、チワワのジェイミーくんに会いました。

※写真は以前撮ったもの


コタローは道路脇の白線の中にいて、ジェイミー君はちょっと離れた畑の農道。
ジェイミー君を見かけて、コタローはいつものように待ち伏せ体勢に。
ジェイミー君もコタローに気がついて、タタタっと駆け寄ってきました。


その時、ジェイミー君はリードをつけておらず。
たぶんいつもなら農道から道路に出る際にはつけているのだと思うのです。
が、今日はコタローがいたのでそのままつけずに出てきたのだと思われ。


あ、ジェイ君道路に出ちゃった、とちょっと焦ったのですが。
その時、後ろからバイクがやってくるのが見えました。


「バイク来てます、ジェイ君危ないよ」と、飼い主さんとジェイ君に声をかけました。
バイクがどんどんやってきて、それでもこちらに駆け寄ってくるジェイ君。
一瞬、私が前へ迎えに出てジェイ君を抱き上げようかと思ったのですが。


ジェイ君は他人に抱かれるのは苦手です。
近づいたら間違いなく逃げるし、バイクに飛び出しちゃうかもしれない。
それにコタローのリードも短く持たなくちゃ危ない。
そう思ってどちらを優先するか、一瞬躊躇しました。


その時、コタローがいつものように立ち上がってジェイ君に挨拶しようと動いてしまいました。
とっさにリードを引いたのですが、ジェイ君もいつものようにコタローが近づくとパッと脇へ避けたのです。


ジェイ君が避けたのは、道路の外側ではなく、バイク側でした。


ジェイ君は一瞬にしてバイクにぶつかり、はねられ、悲鳴もなく道路に倒れました。
バイクはそのまま走り去りました。


あまりのことに、ただジェイ君の後姿と、わずかに痙攣する後足を呆然と見つめました。


飼い主さんはジェイ君を抱き上げて
「どうしよう、ジェイミー、どうしよう」
私もどうしていいかわからず、とにかく飼い主さんと公園まで歩きました。


とにかく病院、病院へ連れて行かなくちゃ。
歩きながら飼い主さんにかかりつけを聞いて、電話をかけようとしましたが、私もちょっとパニックになっていて番号が分からない。
ご近所の親戚の方に連絡をとろうと、電話を聞こうとしましたが、飼い主さんはそれどころじゃなく。
とりあえず車を用意しようと思って、まだ家にいたパパに電話して、とにかく車を近くの公園まで回してくれるように頼みました。


ジェイ君はひと声も鳴かず、動かず。
じっと飼い主さんに抱かれて、大きな目を見開いて飼い主さんを見つめたままです。


「車を呼びました」とか「呼吸は」とか「病院へ急ぎましょう」とか言った様な気がします。


でも公園についてから、飼い主さんは
「もう動かない。まばたきもしない。もうだめだわ。」
「車はいいわ。私が病院に連れて行くから」
とおっしゃって、そのまま自宅に戻られました。
そのまま着いていくのもはばかられ、そこでお別れしたのですが。


バイクに気がついて、ジェイ君がはねられるまで、時間にしたらほんの2〜3分か。
もしかしたら1分なかったかもしれません。
でもその間に、もっと私がちゃんと対応していれば、ジェイ君事故にあわなかったかも。
応急措置も何も分からず、抱き上げていいのか動かしていいのかどうかさえわかりませんでした。


いろいろな不運が重なってしまったのだと。
不可抗力だったのだと。
コタロー(と私)には責任はないと。
その後に会った犬友達の飼い主さんにもそう言われたのですが。


でも。


今日私があの時間にあの道を通らなかったら。
コタローが待ち伏せしなかったら。
私がもっとちゃんとコタローのリードを短く持っていたら。


ジェイ君の容態はまだ分かりません。
もしかして、あのまま・・・と悪い方向に考えてしまいます。
明日になって、いい知らせが入ってくればいいのですが。


ごめんね、ジェイ君、ごめんね。
飼い主さんにもほんとうに申し訳ないです。


どうかジェイ君が無事ですように。


今日はこんな記事でごめんなさい。
コタローは元気です。